自然とあそぼう

どんぐりの道に果樹園が誕生しました

桜ヶ丘幼稚園側の傾斜地帯に15種類の樹木が28本植栽されました。
この自然豊かなどんぐりの道広場に、これからは一年中花が咲き、一年中果実が収穫できるようになったのです。
この果樹園は四季折々の樹木に咲く花や、果実の成長を通して子どもたちにその知識と自然を愛する感受性を養います。
また、その樹木たちにやって来る様々な鳥や虫たちの動向も観察するこができ、子どもたちにとって自然を生で丸ごと体験できる貴重な森林ビオトープなのです。

ビワ 花:11月〜2月  実:3月〜4月
甘夏 花:5月頃     実:12月〜1月
ヤマモモ 花:3月〜4月   実:5月〜6月
レモン 花:5月〜6月   実:11月〜1月
常緑ヤマボウシ 花:6月〜8月   実:10月〜11月
温州ミカン 花:5月頃     実:9月〜10月
ハッサク 花:5月〜6月   実:12月〜2月
ニホンナシ 花:4月〜5月   実:9月〜10月
イチジク 花:5月〜6月   実:6月〜10月
クリ 花:6月頃     実:8月〜10月
ブルーベリー 花:4月〜5月   実:8月〜9月
富有カキ(甘柿) 花:5月〜6月   実:11月〜12月
ヒラタネ(渋柿) 花:5月〜6月   実:10月〜11月
ユスラウメ 花:3月〜4月   実:6月〜7月
アンズ 花:3月〜4月   実:6月〜7月

自然の中で五感を育む

私たちは普段の生活の中で何気なく使っている五感『視覚』『聴覚』『臭穫』『味覚』『触覚』の五つは生まれた時から持っていますが、幼児期にとってはどの感覚もまだぼんやりとしたものです。五感を使うということは日常レベルでは自然に発生しています。目で視て、耳で聴いて、匂いを嗅いで、味わって、肌で感じる。五感はまだ言葉を持たない幼児期の子どもたちにとって、脳にダイレクトに刺激を与える大切なツールなのです。
そんな五感を自然の中で発芽させることこそが、まだ頭の柔らかい幼児期の脳の発達に多大な影響を与えます。どうか、この時期を逃さないで、私たちと一緒に発芽した五感をこのどんぐりの道の果樹園で育んでいきませんか・・

どんぐりのみちの先で待っているもの…

「となりのトトロ」に出てくるメイちゃんが、小さなトトロを発見し、逃げるトトロが落とした木の実をひろいながら追いかけて、トンネルを抜けるとそこは…、がテーマとなっています。
「ドラえもん」に出てくるような広場を思い出して下さい。ただ「土管」だけが置いてある広場だけど、野球場になったり、お城になったり、果ては宇宙にまでなったりと、無限の可能性があります。
大人は子どもを楽しませるために、つい「何かが無ければ」と、おもちゃを与えたり、公園や遊園地に連れて行ってしまいます。確かに「楽しんでいる」ように見えますが、しかしそこでは「与えられた範囲」の中で楽しみ方や、遊ぶことしかできません…。

「どんぐりのみち」は大人から見ると「ただの広場」です。遊具も無ければ、お花畑もありません。
何をしてもいい…、何を作ってもいい…、片づける必要もない…、子どもの主体性に任せた自由空間…。
それがどんぐりのみちなのです…。

蘇れ…、五感…

多くの子ども達が自然に触れる機会が少ない環境で育っています。その為、観察力や創造力を養う力が希薄になり、自主性のない子どもが増えています。テレビゲーム、インターネット等で「知識」は得ることができても、そこからは社会に出て必要な「知恵」を得ることは難しい現在…。
暖かい、冷たい、柔らかい、きれい、痛い、痒い…、そして、直接土に触れ、自然の香りをかぎ、虫の音に耳をすまし、興味深い動植物を観察する…。四季折々の自然の営みを肌で感じながら遊ばせたい…。

やわらかな風 生き物の鼓動
ほほえみかける草花 あたたかな陽射し
どこか懐かしい土の匂い
そして…、先生と仲間

いろいろな事に気づき 考えられる子
知識ではなく 知恵を育てられる場所
自立心を養い 状況の変化にも対応できる子

そこで私達は「どんぐりのみち」という、子ども達が自然と触れ合いながら遊ぶ事ができる「自由空間」を設けました。
ここでは何の強制もありません。木々を集めて秘密基地を作る、ただ穴を掘って池を作る、自分たちでルールを作って鬼ごっこをする…。「今日はここまで、明日、続きをやろう」という事もあるでしょう。ですので「片づけ」も一切必要ありません。
そこから様々な発見や、野外での危険を察知する能力、健康的な身体、四季の移り変わりを肌で感じ、感性豊かな子どもへと育てていきたいと考えています。
さぁ、どんぐりのみちに行ってみよう!!


風の谷

今日の子ども達は、魅力的なゲームやテレビ番組、携帯電話などに多くの時間を費やしています。
友達と野外で遊ぶ時も、お互いの会話もなくそれぞれがゲーム機に向かい熱中している光景が見られます。
また、小さい頃から塾に寡欲子ども達も多く、机に向かって遊ぶべきことも多い時代なのです。

だからこそ、とりわけ幼少時代に十分に身体を使って遊ぶ習慣が身につくように環境づくりが必要です。
すなわち、自然を上手に取り入れ、魅力的で「遊びの価値」のある『どんぐりのみち』で遊ぶことによって、「運動能力」や「行動意欲」、そして「挑戦」する勇気も育ってきます。


冒険の森

近年の研究で幼児期での多様な体験が、その後の学力・運動能力・社会性に大きな影響を与えることが分かってきました。体験の中でも自発的な遊びを中心とした教育が大切であり、そのための環境として適しているのが森林や里山といった自然の中での遊びです。
子ども達は軍手とジャージを装備して、毎日「冒険の森いける?」「冒険の森行こう!」とキラキラした目で誘ってきます。大人から見れば「何がそんなに楽しいのだろう?」と思ってしまうことも、里山が子どもたちの興味関心を満たしてくれる環境なのです。

応答性

例えば、『木を押すと揺れる』『落ち葉を踏むと音がする』等、自然物は子どもの行為に素直に応答してくれます。

挑戦

子どもによって得手不得手は様々で、その環境を用意することは困難。しかし里山では『急斜面を登る下りる』『虫をつかむ』『鳥の餌台を作る』等、子どもたちは自己で判断して挑戦することが出来ます。

多様性

『走る』『木に登る』『虫を捕まえる』等、森は子ども1人1人の興味関心を受け止めてくれる。

適度な刺激

土のにおい、木の感触、風の音、四季の色、木の実の味、自然は適度に五感を刺激してくれます。

見立てやすさ(想像や創造のしやすさ)

森の中で見つけた素材を使って考え、秘密基地やすべり台を作る。自分たちの遊び場を作り出すことで想像力が養われる。


食育

「これがご飯になるのかなぁ」と半信半疑…まずはバケツの中で土作り

作った土に苗植え!

お庭に田んぼがあるみたい!

収穫、脱穀、米とぎ、そして土鍋でおいしいご飯!

お茶作りにも挑戦中!

稲作体験をすることによって、普段、食べ物が豊富にあるのが当たり前になっている射会ですが、一から自分たちで取り組むことで、食べ物のありがたみを少しでも感じ取ることができ、土鍋を使って食べたお米は「魔法の味がする」と表現をしていました。その他にも「野菜」や「草花」を利用した「お茶作り」にも挑戦しております。

 

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